2007年09月25日

(題詠100題2007観賞)010:握



手を離すための握手をするときは雪か桜が降るものらしい     (里坂季夜)





 このお題では一首だけ選びます。
 里坂季夜さんの作品は、オタク的なたのしみとしてカート・ヴォネガット,Jr. の小説に登場するアイテムがでてくる短歌を楽しんで読ませていただいてますが、そういう読書傾向を反映してか、この作品にも上質のユーモアがかんじられます。読者を笑わせようとするユーモアではなく、視線や考えかたに内在するユーモア感覚とでもいうようなものです。ぼくは短歌のばあい、ウケをねらったギャグなんかよりも、こういうユーモア感覚のほうがよほど効果的で味わい深いとおもうのですが、どうでしょう。そのユーモアと詩的な美しさが融合した、すごくいい作品だとおもいます。
posted by aruka at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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