2008年08月29日

短歌


夏草を濡らす細雨におほわれてとほくへ続く廃線の軌道



繊き窓そらより降れば屋上で蒼きおもてをあぐる少年


噛み殺したるはかなきものを牙もたぬ獣は恋へり消えゆく森で


月なき夜海になだるる野ねずみは平和のゆめに囚われてゐき


すがたなき巨鳥の群れ降りおちる天球の闇底なく近し


人のかへらぬ中庭はやがて廃園となり水盤に浮く果実
posted by aruka at 00:54| Comment(20) | TrackBack(0) | 短歌、詩など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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