2007年06月24日

053:爪(aruka)

黄昏のはさみで爪をきりながらぼくにはみえない雲をみている
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052:あこがれ(aruka)

七月はいちばんとおい海があるなくしてしまった風とあこがれ
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051:宙(aruka)

宇宙からふる雨に濡れぼくたちがただの部屋になる沈黙のまち  
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2007年06月22日

049:約(aruka)

契約がきれてる都市のかたすみでかわいたきみは雨をさがした
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050:仮面(aruka)

トンネルに仮面をいくつもならべてる顔を失くしたきみがみつかる
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048:毛糸(aruka)

ころがってなくなる毛糸だまみたいにクルルもなくなってしまったの
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2007年06月19日

047:没(aruka)

限りなく少女の胸に降りそそぐ銀河 水没した惑星(ほし)のうえで
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046:階段(aruka)

階段で日暮れをみてた少年の眼にはかなしく映った世界
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2007年06月18日

045:トマト(aruka)

万華鏡の朝のトマトは木漏れ日の味。この野にはヒバリもいない
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かの香織のベスト・アルバムがリリースされたようです

 かの香織さんの新曲入り2枚組ベスト・アルバム『angel songs』がリリースされたようです。(まだ聴いてませんが)
 ぼくがかの香織を聴いたのは、厚紙の箱入りの『Specialite(スペシャリテ)』というベスト・アルバムを中古屋で、パッケージが気になってたまたま手にとってみたのがきっかけです。聴いてみると、なんだかどこかの夜の都会を宙をすべる乗り物にのって旅行しているような、すごく心地よいサウンドでした。
 で、興味をもったのですが、その頃すでに彼女はあまり新作を出さなくなっていたようで、他のCDを探してみたら数枚は中古屋で安く手に入ったのですが、もう手に入らなくなっているものも何枚もありました。どんな人なのかわからず、ネットで検索してみたりもしました。
 その頃は日本のポップスというものをまったく聴かなくなっていた頃で(流れてくる曲はしぜんに耳に入ってはいましたが)、彼女の曲がきっかけになって日本モノも少し聴いてみようかと思いだしまして、以後、ときどきは日本モノを聴きながら今に至っています。
 そのときオリジナル・アルバムとして手に入ったもののなかでは『Extra Bright』と『裸であいましょう』というのが好きですが、最初に聴いたからということもあるのかもしれませんが、やはり『Specialite』というベスト・アルバムがすごく良いもののようにおもえます。曲の配列がよく考えられているし、バージョン違いの曲が入っている場合でもこっちのバージョンのほうが良く、単にシングルやよくできた曲を集めたものではなく、ベスト盤として違う作品になっている気がします。
 そんなわけで、また引っ張りだしてきてこの『Specialite』を聴いてしまいました。
 一曲めが「青い地球は手のひら」というのがいいですね。これは「毛布と紅茶で世界地図を広げ」て空想の飛行機で幻想旅行をするという曲で、この曲が冒頭にあることによってアルバム全体が幻想飛行のような雰囲気がでるのです。つづく「太陽の理由」などの曲もサウンド的に似ているので幻想飛行の続きのような感じで聴けます。そして「ばら色の人生」はオリジナル・アルバムに入っているものより、ここに入っているピアノのみのバラード・バージョンのほうが幻想的でいいです。一人で歩く足音がさびしいから、早く歩けば二人ぶんの足音になるかしら……といった歌詞もいいですね。
 歌詞の面からいくと、ぼくは出色なのは「僕だけの休暇」ではないかとおもいます。これは最初聴いたときは何なのかよくわからなかったんですが、おそらく主人公はちょっとしたことで恋人と別れて、でもまだその恋人が好きで、その恋人と将来一緒に暮らそうと夢みていた外国の町にいま一人で住んでいる……という状況なのではないかとおもいます。そうしたら、その元恋人から突然手紙が届いて、「ブラック・ホールに半分のまれて、もう僕は終わっちゃいそう」なほど驚く。でも、手紙を読んでみると「もうきみからはちっとも必要とされてない」と知ってしまい、肩をおとす。そんな気持ちのまま車を飛ばすと、その頭上には限りなく澄んだインディゴ・ブルーの空が広がっていて、それが「僕だけのホリディ」だといってる歌詞ではないかと。
 などといろいろ思いながら、また『Specialite』を堪能してしまいました。いまでも少しも古くなっていませんね。

 とおもいつつネットで検索してみたら他にも知らないあいだに出ていたアルバムがあるようです。今度のベスト盤ともども楽しみにしましょう。
posted by aruka at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ポピュラー音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

044:寺(aruka)

魂のこわれた都市の隠国にひそやかに建つ寺院の闇へ
posted by aruka at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

043:ためいき(aruka)

陸橋にしみついた君のためいきがほどけて雪になる夜を歩く
posted by aruka at 01:21| Comment(0) | TrackBack(4) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

042:海(aruka)

ぼくには夢があるとつぶやけば都会の空で涸れていく海
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2007年06月12日

041:障(aruka)

細部には故障はないが魂の大いなる飢えをかかえた機械
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039:理想(aruka)

みわたせば岩の大地に灰の海ひとがだれもいない理想都市
posted by aruka at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

040:ボタン(aruka)

朝ねぼうしていた神が人類のリセット・ボタンをおもわず押した
posted by aruka at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

038:穴(aruka)

月面でマンモスを掘る旅人が穴の底で膝かかえてる
posted by aruka at 22:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

古事記と定家と新古今

 さいきんの短歌やその周辺の読書というのは、現在の短歌というのにどんどん興味が無くなる一方、大昔のものにどんどん興味がわいてきました。

 実は最近までぼくは古事記をきちんと読んだことがありませんでした。古事記について書かれた本は読んでたんで、それで充分で、原典まであたる必要はないとおもってたのです。でも、わりと最近、万葉集をみているうちに、それ以前の記紀歌謡というのも読んでみたくなり、それなら古事記を全部読んでみるかと読んでみたのです。
 しかし、これは想像していたよりはっるかにぶっとんだ奇っ怪なものですね。外国の神話でもこれほど奇っ怪なものってあるのかな。
 たとえば冒頭の部分、世界ができあがった後、最初に登場する神というのが、なんにも活躍せずにそのままお隠れになったといって終わってしまいます。こんなのアリ? ってかんじです。そしてその次に出てきた神というのも、なんにも活躍せずにそのままお隠れになって終わってしまいます。そしてそのまた次に出てきた神というのも、なんにも活躍せずにそのままお隠れになって終わってしまいます。
 こりゃあ、何なんでしょう? 小説だったら、主人公が出てきたとたん死んで、次に代わってでてきた新しい主人公というのも出てきたとたん死んで……とえんえんと続いていくような話で、そりゃあないだろうみたいな話です。
 でも、神話なんだから、たぶんそこに意味があったんでしょう。自分の子孫にぜひとも伝えたい何かというのが、その出てきては隠れていく神々のなかにあったんでしょう。神話ってそういうものでしょう。
 しかしそれが一体何だったのか、ちょっと想像がつかないところがあります。
 その他、え? と思うようなところ満載で、古事記というのがこんなに奇妙なものだったのかと俄然興味が出てきました。これがぼくらの遠い祖先が書いたものであることが楽しくなってきました。

 あと最近、定家など新古今和歌集あたりに出てくる短歌にもハマってきました。このへんはもう洗練の極地で、いま読んでも身震いするくらい美しいです。長いあいだこのあたりが短歌の手本とされてきたということもわかります。
 それにしてもこれ、12世紀に書かれたもので、ヨーロッパでいえばダンテの『新曲』より数百年前ですね。そんな時代だと考えるとこの洗練のされかたというのはさらに驚異的にかんじます。
 でも、このへんを読んでいると、いったい近代短歌の改革っていうのが短歌にとって良いものだったのか疑問におもえてきます。まあ、あれはあれで時代的な必要性があったこともわかるんですが、短歌ということのみを考えた場合、写実なんてことを言いすぎて貧乏くさい身辺雑記じみてしまった部分の多い近代短歌より、新古今の短歌のほうが優雅で繊細で美しいです。より時代の近いはずの近代短歌より、むしろ八百年も前に書かれた新古今のほうに親しみを感じてしまうのは何なんでしょう。

 などといろいろ読みながらおもったことは、短歌というのは現代のものとしてみたばあい、はたしておもしろいものなのかどうかわからなってきたの部分も多いのですが、古くからの日本文化を知るうえではすごく良いものなんじゃないでしょうか?
 日本人なんだから日本文化はわかっているとおもうのは大間違いで、現在、ふつうに生きている日本人は日本文化を案外知らないものだとおもうのです。
 古事記なんかも、本来なら学校で教えるべきののはずなのに、敗戦の影響からほとんど教えてないのが現状じゃないでしょうか。たしかに戦前の一時期のように古事記に書いてあることをそのまま事実であるように教えるのは間違いだとしても、自国の神話・伝承をきちんと教えないというのも大きな間違いのはずです。
 万葉集にしても新古今にしても、読みにくい古典を原文で読んでみるには、短くて部分的に読める短歌から入るっていうのは、なかなかいい道なんじゃないかと思いはじめてきました。
posted by aruka at 22:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 短歌、詩など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

037:片思い(aruka)

屋上で膝をかかえる少女らの片思いさえきらめく真夏
posted by aruka at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

036:湯(aruka)

湯気に似たまなざしをしたバレリーナ夜のサーカス・テントでひとり
posted by aruka at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 題詠100題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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